脳と心

強迫は毎日のように私たちに襲いかかってきます。また、強迫は日々、私たちを苦しめ、悩ませます。

それらはある意味、確かなことですが、ただ、これだと受け身過ぎる気がします。私たちは、強迫に襲いかかられても立ち向かい、脳の誤作動などに振り回されるものか、と希望を捨てずに強迫と、そして自分と闘っているではないですか。

それは、私たちに心がある証拠です。

強迫の自動思考に操られることもしばしばですが、脳に支配されて、心が無くなってしまったわけではありません。もし、心が無ければ、強迫の命じるがままに考え、行動し、何の葛藤も起きないはずです。脳は単なる臓器の一種ですが、心や魂は無限です。

私は、脳が心に勝てるはずはない、と信じています。心が無ければ、強迫の言いなりになりたくない、強迫に邪魔されたくない、などと思うわけがありません。何が辛いのかといえば、脳と心の求めることが違う、その明らかな違和感なのです。

脳と心を分けて捉え、ご自分の心の声を精一杯、拾ってあげてください。そして、強迫の言うことをいかに聞かないかではなく、心の求めることをいかに叶えてあげるか、そちらを大切になさってください。その習慣が身につけば、本当の自分に素直に生きることができ、少しずつ楽になってくるはずです。

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