あまりの運動不足のため、近くの障害者施設で軽作業などのリハビリをしようと思い立ちました。電話をしてみると、他の施設を紹介され、そこに電話をしても、障害者相談の電話番号を教えられ、たらい回しにされ、区役所に電話したり、精神科にかけたりと、ヘトヘトになりました。
電話が通じる度に、「私、障害者なのですが」と言っている自分に段々と違和感を感じてきました。話していても、電話の向こうの相手より、少なくとも話し方は、私の方がエネルギッシュなのです。果たして、私は障害者なのか? と疑問がわき、そもそも障害者とは何ぞや? と考えさせられました。
精神科に行けば、大概の人は病名を与えられます。それは、ある意味、安心の材料であり、ある意味、レッテルなのです。それを自分の肩書きのように使うか否かは、その人次第です。
私の場合は、自分が障害者かどうかは、幸せに生きる上で関係がないため、自分の中で議論まで至らず、終わりました。私の生きる目的は、幸せに今という一瞬を過ごすことだからです。幸せになれるかどうかは、障害者であるか否かは関係なく、幸せになることを自分に許し、幸せに生きる意志があるかどうかに全てかかっています。
何度も言いますが、あなたは障害者である前に、一人の人間です。どんなに苦しい時も、それだけは忘れないでください。