人間は、変化を怖れる性質があります。なぜかと言うと、一説に、人間には、「恒常性」(ホメオスタシス)という機能があり、生体が変化を拒み、一定の状態を維持しようとする働きが備わっているからだそうです。
強迫を改善したいのに、いざ改善に向かってくると、元に戻ろうとしてしまう、ということが私にはありました。
いま有るものを無くす変化よりも、無いところに何かをクリエイトする変化の方が、楽しいですし、変化を受け入れやすいのではないでしょうか?私に本が書けたのも、クリエイトする変化なのでしょう。
変化を怖れていても、全く同じ日というのは二度と来ませんし、以前書きましたように、この世は無常であり、変わり続けるのです。
変化を怖れる人間が、無常の世に生きる、そこに人間の根源的な葛藤を感じざるを得ません。