強迫観念や強迫行為は出てくると、抵抗したくなります。ですが、以前書きましたとおり、強迫性障害の方は、弱いように見えて、芯の生命力が人一倍強いため、強迫観念や強迫行為もただ者ではないほど強いのです。
強迫の言うがままになって束の間の安心を得たい自分と、強迫に従いたくない自分、要は自分と自分が綱引きをしているようなものなので、決着がつきません。
決着がつかない闘いは、しないに越したことはありません。とは言っても、闘わざるを得ない時も多々ありますが。
強迫を倒してやる、と頑張っても、意外と敵も強いため、気合いよりも、頭脳戦で挑んだ方が上手くいく場合もあります。