強迫性障害の不潔恐怖の方は非常に多いことと思います。実は私もそうです。
実際に汚い物を汚いと思って避けるのは、誰でもそうでしょうが、不潔恐怖の方の場合は、自分特有の世界において、汚いと感じてしまいます。
目の前の物が実際に汚いか、どれだけ菌がついているかではなく、目の前の物をどれだけ汚いと感じるか、どれだけ菌がついていると感じるか、なのです。
当然ですが、同じ物なのに、見る人によって、菌が増えたり減ったりしているのではありません。
その物に、汚いという価値を与えているのは、紛れもない自分です。自分の価値観が原因のため、いくら除菌してもきれいにならないわけです。